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» 2021年04月20日 05時50分 公開

「いびつなiPadファミリー」は解消される? Appleの発表イベント「Spring Loaded.」で登場するかもしれないiPad ProとiPad miniのうわさまとめ

ハイエンドなのに2世代前のSoCという「歪み」は解消されるだろうか。

[松尾公也,ITmedia]

 4月20日(日本では21日午前2時)に開催されるAppleのオンラインイベント「Spring Loaded.」。同社にとって直近のハードウェア発表となった、Apple Silicon「M1」プロセッサを搭載したMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniが登場したのが2020年11月11日だから、もしも周辺機器ではなく、「本体」の発表であれば、5カ月ぶりの新ハードということになる。

 可能性が最も高いのは、iPad Proだろう。

 iPad Proのアップデートは不可避的な状況にある。ハイエンドであるはずのiPad Proに搭載されているSoCは、2020年秋に発売されたiPad Air(第4世代)より2世代遅れたものだからだ。「Z」が末尾に付く強化バージョンとはいえ、A12といえば、4万円を切る価格であるエントリーモデルのiPad(第8世代)もそうなのだ。

photo iPad ProがA12Zであるのに対し、iPad AirはA14

 iPad AirはA14を搭載した製品としては最も早く、9月16日に発表されていたが、同じくA14搭載のiPhone 12の発表(10月13日)に合わせ、発売は10月23日からとなった。処理性能だけで見れば、現状「最速のiPad」だ。

 現行のiPad Proはディスプレイサイズこそ12.9インチ、11インチとiPad Airの10.9インチを上回っているとはいえ、どちらもUSB-C対応でApple Pencilは第2世代のものが使え、HDR時に威力を発揮する最大輝度もiPad Proの600ニトに対してiPad Airも500ニトとさほど劣っていない。あえてiPad Proを購入する意味を見いだすとすれば、それは最大ストレージの違い(Proの1TBに対してAirは256GB)くらいだ。

 つまり、現時点でiPad Proをあえて買うというのは「まあありえない」、いびつな状況なわけだ。

 Macに搭載されたM1プロセッサで向上したパワーを取り入れたA14XもしくはM1XがiPad Proに使われるならば、Proの名を冠しても恥ずかしくないものとなるだろう。

 SoCの他には3つのうわさがある。まず、「ミニLED」だ。

 ディスプレイにミニLEDバックライトを使えば、HDR表現を向上させることが可能で、iPhone 12でプッシュしているAppleのHDR戦略を推し進めるのに大いに役立ちそうだ。なお、iPad Pro全てではなく、12.9インチの方だけがミニLEDバックライトなのではないかとの予想もある。

 もう一つ、期待されているのが、Thunderbolt/USB4への対応だ。

 うわさの3つ目はiPad Proの新しいファミリーについて。8.7インチディスプレイを搭載した「iPad mini Pro」だ。miniにProを投入する意味があるかどうかは不明だが、こちらは2021年下半期に予定とされているというから、今回の発表ではないかもしれない。

 A12 Bionicを搭載した現行iPad mini自体の、第6世代(iPad mini 6)へのアップデートも考えられる。ちなみに現行モデルiPad mini 5は2年前、2019年3月発売だ。

photo iPad ProとiPad miniに「New」はつくか?

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