トヨタ自動車は4月27日、子会社のウーブン・プラネットが米Lyftの自動運転部門「Level 5」を約5億5000万ドル(約595億円)で買収することで合意に達したと発表した。これにより、「安全なモビリティ技術を世界に提供するための世界クラスのエンジニアと科学者のドリームチームが集結した」とウーブン・プラネットのジェームス・カフナーCEOは語った。
契約の一環として、Lyftとウーブン・プラネットは自動運転技術の安全性の強化で協力していく。
Lyftのローガン・グリーンCEOは発表文で「この取引により、Lyftは主要事業である自律プラットフォームと輸送ネットワークの開発に集中できるようになるだけでなく、当社の収益性のタイムラインを引き出すのに役立つ」と語った。Lyftはこの取引により、年間1億ドルの非GAAPベースの営業コストが削減できると見込んでいる。
Lyftと競合する米Uberは昨年12月、やはり自動運転事業を売却した。相手はトヨタやソフトバンクGが出資する米Aurora Innovationだ。取引額は公表されていない。
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