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GWは旅行禁止? ジムも休館? よろしい、ならばZwiftだCloseBox(1/4 ページ)

» 2021年04月28日 15時40分 公開
[松尾公也ITmedia]

 戒厳令、もとい、緊急事態宣言が東京都に出たこともあり、住んでいる東京から外に出るわけにいかなくなった。まあ、この1年は電車やバスで移動するのは片手で数えるくらいしかなかったし、もともと引きこもり体質なので影響はほとんどないのだが、せっかくの大型連休に全く移動ができないとなると、やはり閉塞感が高まる。窮屈だ。そんなとき、ある方からローラー台をいただいた。

photo 譲っていただいたローラー台「Elite Volano」

 ローラー台というのは、自転車(主にロードバイク)の室内トレーニングをするための補助機器だ。安価なものは1万円くらいから高価なものは10万円を超えるものまである。機能に応じて方式もさまざまだ。

 ロードバイクなどの多段ギアを装備している自転車では、ギアを変えることで1回のペダルの回転で移動する距離と、それに応じて負荷が変わる。この負荷と走行感を、できるだけ本物に近づけるための装置が、ローラー台だ。

 最初から一体化したものもあるが、それはスピンバイクなどと呼ばれる。スポーツジムなどに置かれているものだ。ディスプレイが付いていて、何かの番組を見たり、自分のスピードや消費カロリーを眺めたりしながらペダルを回す。その機能を簡略化したものも家庭用に売られている。

 ローラー台はもともと、目の前には何もない状態でひたすらペダルを回すストイックなものだったが、最近ではコンピュータに接続することで、漕いでいる情報をリアルタイムで映像に反映させることが可能になった。ロードバイクを漕いでいる自分のアバターが、実際に自分が漕いでいるスピード、負荷に合わせて画面の中を疾走する。かつては高度な技術・装置を必要としていたものが、今ならある程度の知識と、比較的安価に用意できる機器でスタートできる。そのための基本的な装置をいただいたのである。

 これはやらねばなるまい。どうせ旅行はできないし、ロードバイクでも遠出は批判を浴びるかもしれない。多くのジムは閉鎖している。

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