予定通りなら2020年中には乗り出せるはずだったが、手元に届いたのは本当につい先日。コロナ禍というのはサプライチェーンに大きな影響を与え、量産したくてもパーツがそろわないという事態を巻き起こしたのだから仕方がない。
余談だが、スポーツ自転車の変速ギアの大量注文なんて納期が1〜2年後で、流通在庫の型落ち品しか手に入らないという話もあるほどで、他人ごとながら恐ろしすぎる。品不足なのはGPUやPS5の話だけじゃないってわけだ。
ともあれ車両が届く前にスターターキットという書類セットが手元にきた。通販前提のプロダクトだから、ナンバープレート取得前に車両だけ送ってしまうと、そのまま乗り出してしまう人がいると想定しているのだろう。先に役所でナンバープレートを取得し、コンビニで自賠責保険を払い、 スマートフォンアプリを使ってメーカーにユーザー登録。このときに免許や書類を撮影してアプリから送ることができた辺り、登録作業もスマートにというメーカーの思想が伺える。
ユーザー登録してからは早い早い。1週間ほどでLOM本体が届く。バカでかい段ボール箱に入ったLOMは、量販店で売られているような公道走行不可な電動キックスクーターとは違って、ゴツい。何よりも、BMXかMTBかってくらいのブッといダブルクレードルフレームが強烈だ。水色パステルカラーじゃなければ、もっと存在感を放つ乗り物だったろうに。
バッテリーは交換可能だが、長期間乗れると思わせてくれる高剛性なフレームを使いながらも、無駄なくスマートに折りたためる。
折りたたんだ状態であれば、全長1050mm、全高600mm、全幅350mm。車の荷室にも積めるし、立てた状態にできないためナンバープレートが少し曲がってしまうかもしれないが、1日500円〜900円の大型コインロッカーにギリギリはいるサイズだ。
なお、走行時のサイズは1050x1150x570mm。重さは本体14kg+バッテリー2.5kg=16.5kg。ママチャリより少し軽いといったところか。
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