米Googleは5月6日(現地時間)、Googleアカウントへのログインで推奨している2段階認証(一般には「2要素認証」)を、“間もなく”自動登録にすると発表した。つまり、デフォルトを2段階認証にするということだ(ただし、オプトアウトは可能)。
2段階認証プロセスは、アカウントへのログインの際、パスワードなどの情報とスマートフォンやセキュリティキーなどの2つの要素を使うことで、セキュリティを強化するもの。
現在は[Googleへのログイン]→[2段階認証プロセス]→[使ってみる]でオプトインする必要がある。
具体的な日程は不明だが、2段階認証をデフォルトにし、ログインの際に2つ目の要素を設定するよう促す計画だ。Googleは米Viceに対し、一部のユーザーに対して自動登録を開始しており、向こう数カ月で対象を拡大していく予定だと語った。
自分のGoogleアカウントが2段階認証になっているかどうかはセキュリティ診断ページで確認できる。
Googleは2019年、Android端末やiOS端末を2段階認証で使えるようにしている。また、オリジナルの認証端末「Titanセキュリティキー」も販売している。
Googleは、「パスワードは盗みやすく、覚えにくく、管理が面倒」であり、「いつの日か、パスワードもパスワードの盗難も過去のものになることを願っている」としている。
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本当に安全? 「二段階認証」のハナシCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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