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押して歩く時もモーターが補助する電動アシスト自転車、パナソニックが発売

» 2021年05月21日 21時13分 公開
[ITmedia]

 パナソニック サイクルテックは5月21日、「押し歩き機能」を搭載した電動アシスト自転車「ビビ・L・押し歩き」を発表した。価格は12万9000円(税込)。7月6日に発売する。

「ビビ・L・押し歩き」
安全に歩道を移動するため、押し歩き機能を使う場合はサドルを上げて乗れない状態にする

 歩道橋や駐輪場のスロープ、坂道など、自転車から降りて押して歩く際、サドルを上げ(安全のため乗車できない状態にする)、ハンドルの「押歩き」ボタンを押すとモーターアシストが働く。上り坂や荷物を運ぶ場合はモーター内蔵センサーが負荷の増大を検知し、アシスト力を自動調整する。

 ボタンから指が離れると自動でアシストは停止。人が乗っているとサドル傾斜センサーが働き、押歩きボタンを押しても作動しない。

 従来の電動アシスト自転車は移動が楽になる反面、通常の自転車より重く、押して歩く場合に負荷が大きいという課題があった。2019年12月の改正道路交通法で押し歩きを補助する自転車も条件付きで歩行者と見なされることに。パナソニックは4つのセンサーを使った制御により、移動速度や「乗れない状態にする」という条件をクリアした。

主な仕様

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