英国の非営利団体Raspberry Pi財団は6月1日(現地時間)、マイコンボード「Raspberry Pi Pico」に搭載している独自開発のチップを「Raspberryシリコン - RP2040」として単品で販売すると発表した。価格は1ドルで、日本では電子工作用部品の製造販売を手掛けるスイッチサイエンス(東京都新宿区)が10個セットを1265円で販売する予定。
RP2040は、CPUに英Arm製の「Arm Cortex-M0+」(デュアルコア、133MHz)を採用。メモリは246KB SRAMを搭載する、GPIOピンは30本で、うち4本はアナログ入力に対応する。対応言語はC、C++、MicroPython。
Raspberry Pi Picoは1月に発売。既存のRaspberry Piと異なり、Linux OSを搭載できず、マイクロコントローラーとしてモーターやLEDの動作を制御するといった用途を見込んでいる。Raspberry Pi財団によれば、6月1日時点での出荷数は60万個以上という。
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