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Apple、最新iOS「iOS 15」を発表 FaceTimeがAndroid、Windowsにも対応(2/3 ページ)

» 2021年06月08日 06時32分 公開
[MACお宝鑑定団]
MACお宝鑑定団

 Live Textは、写真の中のテキストを認識し、ユーザーがアクションを起こせるようにするものだ。例えば、家族が書いた手書きのレシピの写真を検索して探し出したり、店頭にある電話番号を撮影して、電話をかけるオプションをつけたりできる。

photo Live Text

 カメラアプリは、Apple Neural Engineの力を借りて、近所のコーヒーショップに表示されているWi-Fiパスワードなど、その場にあるテキストをすばやく認識してコピーできる。ビジュアルルックアップでは、アートやランドマーク、自然の中で見られる植物や花、ペットの品種、本の検索などができる。

 Spotlightは、場所、人、シーン、オブジェクトで写真を検索できるようになったほか、ライブテキストを利用して、写真の中のテキストや手書き文字を見つけられる。Spotlightでは、Web画像検索が可能になり、俳優、ミュージシャン、テレビ番組、映画などの豊富な検索結果が新たに追加された。連絡先の検索結果が強化され、最近の会話や共有された写真のほか、「私を探す」機能で共有されている場合はその場所も表示される。

 写真には、これまでで最大のアップデートとなる「思い出」が含まれている。新しいデザイン、インタラクティブなインタフェースが適用され、Apple Musicとの統合により、デバイス上の情報を利用して思い出に合った曲をパーソナライズできる。

 Safariは、片手で簡単に操作でき、コンテンツを前面に押し出した新しいデザインを採用している。

photo Safari

 新しいタブバーはコンパクトで軽く、画面の下に表示されるので、ユーザーはタブ間を簡単にスワイプできる。

 タブグループは、ユーザーがタブを保存し、iPhone、iPad、Macでいつでも簡単にアクセスできる。

 カスタマイズ可能なスタートページやiOSのWeb拡張機能などの新機能により、Safariはさらにパーソナルでパワフルなものになった。

 iOS 15では、マップのナビゲーションや探索の方法を一新した。

photo Appleマップ

 ユーザーは、都市の近隣地域、商業地区、高低差、建物などの詳細情報が大幅に強化され、新しい道路の色とラベル、カスタムデザインのランドマーク、月明かりに照らされた新しい夜間モードなどを体験できる。

 iPhoneやCarPlayを使ったナビゲーションでは、マップは3次元に対応。ターンレーン、中央分離帯、自転車レーン、横断歩道などの重要な詳細情報をより見やすく表示する。

photo Appleマップナビゲーション

 マップは、選択した交通機関のルートを自動的に追従し、降車時間が近づくとユーザーに通知。ユーザーはApple Watchで状況を把握することもできる。

 iOS 15では、iPhoneをかざすだけでマップが高精度の位置情報を生成し、ARで詳細な徒歩ルートを案内する。

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