現時点で、Dolby Atmosコンテンツを制作するためには、ドルビーのサイトから「Dolby Atmos Production Suite」を入手する必要がある。
これには、DAW用のプラグインとレンダリングソフトが同梱されている。ただし、90日間のトライアル試用に限られる。使い続けたければ、Avidの販売サイトで3万3000円で購入する必要がある。また、別途iLok認証も必要となる。Avidのサイトで販売しているので、プラグイン形式は、Pro ToolsのAAXにしか対応しないのかと思ったら、ちゃんと他のDAW用のプラグインフォーマットでもインストールできる。
もちろん、Logic Pro向けのAudio Unitsにも対応しているが、1つ残念なことがある。M1 Macではプラグインが動作しないのだ。Rosetta環境で動くかなと思い試してみたが、プラグインを読み込むことができなかった。
レンダリングソフトである「Dolby Atmos Renderer」は、Rosetta環境でも動作したが、プラグインが動かないのであれば、Dolby Atmos Rendererだけが動いても意味はない。
Dolby AtmosのプラグインとDolby Atmos Rendererは、次のようなアーキテクチャで動作する仕組みだ。DAWの出力先を、仮想デバイスである、「Dolby Audio Bridge」に設定し、オーディオインタフェースへの出力は、Dolby Atmos Renderer側で指定する。
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