消費者庁、スクエニなど2社に措置命令 スマホゲーム「FFBE幻影戦争」のガチャに優良誤認
消費者庁は6月28日、スマートフォンゲーム「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」(以下、FFBE幻影戦争)の有料ガチャに景品表示法違反(優良誤認)があったとして、開発・運営を手掛けるスクウェア・エニックス(スクエニ)とgumi(東京都新宿区)に措置命令を行った。
対象は20年11月14日~16日に行った「1st ANNIVERSARY 1回限定 1回引き直し可能UR10枠確定10連召喚」など5種類の“10連ガチャ”。ゲーム内では一定の提供割合に基づき、10連ガチャでは10回分の抽選が行われると表記していた。
しかし実際は、提供割合に基づいてアイテムをランダムに振り分けたリスト(いわゆる“テーブル”)を2つ用意し、ガチャが利用された時点でどちらを適用するか抽選。ユーザーがガチャを利用した順に、リストからアイテムを順番に10個選んで提供する仕組みだった。
つまり、抽選が行われるのはどちらのリストを選ぶかの1度のみで、その後はリスト内のある地点から10枠連番のアイテムをユーザーに提供している状態だった。
消費者庁によればこの仕組みでは、1枠ごとに抽選していれば提供される可能性のあった10枠分の組み合わせのほとんどが実現し得ないものだったという。同庁は2社に対し、消費者にゲーム内表示が景品表示法違反だったことを周知するよう指示。再発防止策を講じ、今後は同様の表示を行わないよう命じた。
スクエニは措置命令を受けたガチャの仕組みについて、意図的なものではなく「開発運営を手掛けるgumi社内の審査や監督体制の不全による人的ミスだった」と説明。今後はチェックの強化や開発チームの意識改善を進め、再発防止を目指すとしている。
FFBE幻影戦争は2019年にサービスを開始。「ファイナルファンタジー」シリーズの世界観を使った作品で、ダウンロード数は21年3月時点で1400万を超えている。
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