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五輪やJALの公式サイト、PSNなどで一時アクセス障害 AkamaiのDNSが原因か

» 2021年07月23日 02時10分 公開
[井上輝一ITmedia]

 7月23日午前1時ごろから午前2時ごろにかけて、オリンピックや日本航空(JAL)などの公式サイト、プレイステーションのオンラインサービス「PlayStation Network」(PSN)などでアクセス障害が一時的に発生した。原因は明らかではないものの、コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を手掛ける米Akamai Technologiesが1時9分にサービス障害を発表しており、問題に関わっているとみられる。

日本航空(JAL)公式サイトのアクセス障害

 例えばJALの公式サイトへアクセスしようとすると「Service Unavailable - DNS failure」というエラーが表示され、コンテンツへアクセスできない。

 DNS(ドメインネームシステム)は、ドメイン名とIPアドレスをひも付ける仕組み。「www.itmedia.co.jp」といった人間が読みやすい文字列を、インターネット空間の住所である数字列に置き換える役割を持つ。

 アクセス障害が起きた一部のサイトではAkamaiのDNSサーバを利用していることがネット上では指摘されており、Akamaiも公式にDNSサービスの障害を告知していることから、少なくとも一部のアクセス障害はAkamaiのDNS由来とみられる。

米AkamaiがDNSサービスの障害を告知している

 午前2時10分現在、オリンピックとJALの公式サイトはアクセス可能な状態に回復している。米Akamaiは午前2時9分に、DNSサービスの障害について問題を解決したと発表した。

午前2時9分にDNSサービスの問題解決を発表

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