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開会式で地球をかたどったドローンは1824台のIntel製「Shooting Star」

» 2021年07月24日 07時24分 公開
[ITmedia]

 東京五輪の開会式が7月23日、国立競技場で行われた。競技場の上空で多数のドローンが市松模様のエンブレムを形成し、地球の形に変わるパフォーマンスがハイライトの1つになった。使われたドローンは1824台。米Intelの「Shooting Star」システムだ。

 drone 1

 Intelのドローンは2018年の平昌五輪でも活躍した。このときは1218台でギネス記録を更新した。

 Shooting Starは重さ330グラム、ローターの直径が15センチの小型クアッドコプター。LEDライトの組み合わせで40億以上の色の光を表現できる。1台のPCで数千台のドローン群全体をコントロールする。IntelのWebサイトによると、現在は2タイプのドローンがあり、開会式で使われたのはより高性能な「Premium Drone」だ。

 drone 2 Intelの2タイプのShooting Starドローン

 Intelはドローンによるライトショーをパッケージで請け負っており、例えば200台のCLASSIC DRONEによるショーであれば価格は9万9000ドル(約1100万円)だ。ドローン群で動きのある立体感を実現するカスタムソフトウェアの開発、航空承認や安全性の確認、プロジェクト管理、セットアップなどが含まれる。


【訂正:2021年7月30日午後1時 当初、五輪で採用されたのはClassic Droneとしていましたが、Premium Droneであると確認し、訂正しました。】



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