しかしオリンピック開会式開始時点から24時間さかのぼると、ネガティブ反応とポジティブ反応の比率は逆転する。
さらに開会式中の午後9時から6時間前までは、ネガティブ反応は40%にまで減少した。観測したのは午後9時なので、これ以降さらにボジティブ反応が増える可能性は高い。
「始まってしまったら盛り上がる」と予想したテレビコメンテーターもいた。その通り、「やるならやるで応援したい」と反転した人もいるだろう。だが最終的に45万件に達したツイート数からすれば、これまでネガティブ反応に圧されて発言を控えていたポジティブ派の人たちも、相当数いると思われる。その人たちは始まってから反転したわけではなく、最初から許容していた人たちではないのか。
東京近郊在住の方々が、感染拡大の危険と隣り合わせの大イベントに危機感を持つことは当然だ。一方で、ブルーインパルスを見に広場へ集まった人たちや、開会式の花火を見物にオリンピックスタジアム周辺にまで足を運んだ人々もまた、東京近郊の方々であろう。その人たちを、一部のマイノリティーだと片付けられるのだろうか。
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