メルペイは8月3日、フリマアプリ「メルカリ」の利用実績を基に、限度額や金利を定める少額融資サービス「メルペイスマートマネー」の提供を始めた。従来の金融サービスの与信審査が通りにくい層を取り込み、メルカリやキャッシュレスサービス「メルぺイ」の利用拡大につなげるという。
メルカリで本人確認が完了しており、銀行口座登録済みの20歳以上70歳以下のユーザーに提供する。貸し付け額は1000円から20万円、金利は年率3.0〜15.0%の範囲で、メルカリの利用実績を基にメルペイが決定する。具体的にどういった実績を審査するかについては、悪用などを防ぐため非公開としている。申し込みはメルカリのスマートフォンアプリ内で受け付ける。
貸付金はキャッシュレス決済サービス「メルぺイ」の残高として提供する。ユーザーは付与された残高をメルペイの加盟店やメルカリで使える他、他のユーザーと受け渡ししたり、銀行口座に出金したりできる。
返済方法は口座からの自動引き落とし。メルカリの売上や、キャンペーンで取得したポイントでの返済も認める。メルカリのアプリ内で返済のシミュレーションも可能という。
メルペイは、メルカリの利用実績を基に限度額を決める後払いサービス「メルペイスマート払い」を2019年から提供している。同社はメルペイスマート払いの開始以降、既存の後払いサービスでは与信を通過しにくかった若年層のユーザー数が増えたことから、同じ特徴の融資サービスに手を広げたとしている。
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