ソフトバンクは8月10日、スマートフォン向け通信事業のメインブランドとサブブランド間の乗り換え手続きを簡素化すると発表した。MNP予約番号を発行せず乗り換えられるようにする他、SIMロック解除の手続きを自動化。乗り換え前に使っていた契約や請求先の情報を移行後にも使い続けられるようにする。いずれも18日から段階的に実施する。
ソフトバンクではこれまで、メインブランドとサブブランド「Y!mobile」「LINEMO」の間で乗り換える場合でも、MNP予約番号の取得やSIMロック解除の手続きを求めていた。ユーザーは手続きを忘れた場合、乗り換え先のモバイル回線が使えない状態でこれらの手順をやり直す必要があった。
携帯キャリアの乗り換えを巡っては2020年10月、総務省が大手キャリアに向け、MNP転出手数料の無料化やSIMロック解除などを促す行動計画を発表した。これを受けてソフトバンクは、サブブランドや他社に乗り換えるときにかかるMNP転出手数料を21年3月に無料化。メインブランドとサブブランド間の乗り換え手続きを簡素化することを予告していた。
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