トヨタ自動車は8月19日、同社の販売店9社が、車の注文書やアンケートに記載された3318人分の個人情報を本人同意を得ないまま、トヨタのシステムに登録していたと発表した。トヨタ本社以外に提供された事実はなく、20日までにサーバから削除する方針。
顧客向けに提供する認証サービスのIDを発行するためとして、名前、生年月日、性別、住所、電話番号などを無断で登録していたという。神戸トヨペット(1697人)、福岡トヨタ自動車(405人)、兵庫トヨタ(344人)、岡山トヨペット(267人)などで行われていた。
同社は無断登録が相次いだ背景について、本社から販売店へ行ったID発行の推奨活動が一因と指摘。「同様の不適切な取扱いが発生しないよう、これらの活動の振り返りを進める」としている。
3月に福岡トヨペットで無断登録が発覚したことをきっかけに、トヨタは同様の事例がないか全国の販売店を対象に調査していた。
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