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レトロでかわいいニコン「Z fc」は見た目で買っちゃっていい趣味のミラーレス一眼だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)

» 2021年08月22日 08時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 50-250mmの軽量望遠ズームで狙った東急世田谷線。行き先表示のLEDがちゃんと写ってないのはシャッタースピードが早すぎたから。まあありがちだが、こういうのはターゲット追尾AFが役立つ。

踏切待ちをしてたらたまたま「招き猫」の車両が来たので思わず望遠で。ターゲット追尾AFでおいつつよい距離にくるのを待って撮影した(50-250mm 69mm 1/1250秒 F4.8 ISO200)

 静止している被写体にピシッと合わせるときはピンポイントAFや1点AFを使うのがいい。

背景に木漏れ日っぽいきらきら感をいれたかったので、逆光で+1 2/3の補正をかけて撮影したアブラゼミ(50-250mm 250mm 1/80秒 F6.3 +1 2/3 ISO800)

 なお、連写はZ 50と同じで最高で約11コマ/秒。そこまで速くはないがガチでスポーツを撮るのでなければ問題なし。

 シャッタースピードは最高で1/4000秒。

 ISO感度は最高でHi2(ISO 204800相当)まで上げられる。

 ダイヤルを見ると、51200まで刻まれており、その上は「Hi1」と「Hi2」だ。Hi1はISO102400、Hi2が204800相当という具合。

 ISO1600からHi2まで撮り比べて部分拡大図を並べたのがこちら。ISO6400まではディテールもけっこう保っていて、ISO25600まではディテールは失われるモノの全体のバランスはなんとか保っていてそれ以上だとかなり荒れるって感じ。

ISO感度をISO1600(左上)からHi2(右下)へと1段ずつ上げながら撮影し、一部を等倍表示したもの。ISO12800までは使えそうな感じだ

 では他の作例も。

 とりあえずいつものガスタンク。レンズは標準ズームの16-50mm F3.5-6.3で。

ちょっと露出は抑え気味だけど、発色やグラデーションはきれい。とても自然でよい写りだ(16-50mm 16mm 1/500秒 F8 ISO100)

 続いて、今話題の新宿の猫。評判を聞いて気になったので、ちょっと見に行ったときに撮影した。

 これ、シャッタースピードが速すぎるとうまくいかないので、シャッタースピード優先にして1/30秒で撮影。

新宿のビルの上に出現する巨大ミケ猫。湾曲ディスプレイを使った3D猫だ。ほんとに立体的にみえるのが面白い(16-50mm 25mm 1/30秒 F11 ISO100)

 料理はオートで。オートだとシャッタースピードがけっこう速めにセットされるのでISO感度は上がりやすい。

かき揚げ丼。店内はちょっと暗め。オートで撮影。予想より感度は上がった(16-50mm 35mm 1/80秒 F5.3 ISO3200)

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