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» 2021年08月23日 11時33分 公開

音楽番組の“民主化”をかなえてくれたSpotify「Music + Talk」 で、Appleはどう出る?(1/3 ページ)

Spotify「Music + Talk」が実現した、「ポッドキャストで商用音楽を流す」の登場を15年間待った筆者が、これまでの歴史を振り返る。

[山崎潤一郎,ITmedia]

 音楽番組の“民主化”が実現した。Spotifyが苦節15年の夢を叶えてくれたのだ。

 「Music + Talk」の話だ。

 ポッドキャストやネットラジオの登場により、ラジオ局で番組を持つプロのDJでなくても番組を持ち、発信することができるようになった。しかし、それには制限がある。自分の好きなアーティストの楽曲について語ることはできても、その楽曲を流すことはできない。それができて初めて音楽番組を一般の人が自由に作り、発信できる、“民主化”が実現する。

 筆者はAppleのiTunesがポッドキャストを包含する機能を搭載した約15年前からその夢を見続けていた。

 当時、まずは自分でポッドキャストを試してみようと「70年代クラブ」という、昔話を炸裂させるトーク番組を@niftyのポッドキャストプラットフォームで始めた。しかし、著作権や著作隣接権の制限があり、市販の音楽を流せないフラストレーションがたまっていった。音楽の話をしているのに、曲紹介ができないのはつらいものだ。

photo 約15年前に始め、途中何度かの休眠期間を経て、それでも細々と続いている筆者のポッドキャスト「70年代クラブ」

 その後、「Live365」という米国のネットラジオプラットフォームであれば、米国の管理団体が管理する楽曲に限り流せることを知り、CDの楽曲を含む何本かの番組を作成しアップロードした。これはちゃんと日本からも聞けたのだが、そこそこの月額使用料(45ドルだったかなあ……)が必要だったこともあり、フェードアウトするようにやめてしまった。

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