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次期Visual Studio 2022はマルチリポジトリ対応 Microsoftが明らかに

» 2021年08月25日 12時21分 公開
[新野淳一ITmedia]

この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「次期Visual Studio 2022はマルチリポジトリ対応になるとマイクロソフトが明らかに」(2021年8月24日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。

 米Microsoftは、同社が現在開発中のVisual Studio 2022でマルチリポジトリに対応する予定であることを明らかにしました。

 現在のVisual Studioでは、1インスタンスあたり1つのリポジトリにしか対応していません。Visual Studio 2022では、これを改善し、1インスタンスのVisual Studioで複数のリポジトリを操作できるようになる予定です。

 下記はデモ動画で示された、複数のGitリポジトリを開いて操作している様子。

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 これにより1つのプロジェクトで複数のリポジトリを扱えるようになります。今後、次のような機能も追加される予定とのこと。

Multi-repo support for Amend, Stash, Branch switching and network operations including Pull, Push, Fetch and Sync is coming to the Git Changes window in future iterations. To use any of these operations now, you will have to use the repository picker to focus on one repository at a time.

Amend、Stash、ブランチの切り替え、およびPull、Push、Fetch、Syncなどのネットワーク操作などのマルチリポジトリのサポートは、将来のイテレーションでGit Changesウィンドウに追加されます。現在(訳注:現在のVisual Studio 2022 Preview 3では)、これらの操作を行うにはリポジトリピッカーを使って一度にひとつのリポジトリに集中する必要があります。

 Visual Studio 2022では初めて64ビットアプリケーションとなり、全般に実行速度の向上やUIの改善などが行われる予定です。

 IntelliCodeでは最大1ライン分の大規模な補完が適切なタイミングで行えるようになり、マイクロソフトの次期フレームワークである.NET 6のサポートおよび.NET 6に搭載予定のマルチプラットフォームに対応したUIフレームワークであるMAUIのサポートなども予定されています。

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