KDDIと沖縄セルラー電話は8月26日、auで組み込み型のSIMカード「eSIM」の提供を始めた。26日時点の対応機種は「iPhone XS」以降のiPhoneとGoogleの「Pixel 5」。
eSIMは、ユーザーの契約情報などを遠隔操作で変更できる組み込み型のSIM。物理的なSIMカードが必要ないため、カードの配送や端末への挿入作業がいらず、オンラインで手続きが完結できる。契約を他のキャリアに変更するときは、2次元コードを読み取るなどして契約情報を書き込む。
au取扱店と「au Online Shop」の新規契約時にeSIMが選べる。SIMカードからeSIMへの切り替えも可能で、auのサポートページ「My au」上での手続きなら無料、au取扱店での手続きには2200円(税込)の手数料がかかる。
eSIMを巡っては、総務省が2020年に発表したアクションプランの中で携帯各社にeSIMの導入を呼び掛け、21年5月には21年夏ごろの導入を盛り込んだ報告書を公表した。すでに楽天モバイルやソフトバンクが導入している。
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