この手法はあくまで早期発見の簡易検査で、現在のCOVID-19検査プロトコルに取って代わるものではないことに留意したい。マスク外の、空気中に存在するプロテアーゼを取得している可能性もあるため、COVID-19検査を促す監視装置の役割が妥当な位置付けだという。
その一方で、この技術は、将来の未知なるウイルスの発生にも応用できるかもしれない。ここで検出されたプロテアーゼは、2003年に発生したSARSウイルスやMERSウイルスの感染に見られたものと同じだからだ。
このテストストリップは、ロールtoロール方式による大量生産が可能で、コストは1本当たり数セントだという。
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