三井住友銀行は9月28日、SNSやECサイトのID・パスワードなどを、死後も親族などに遺せるサービス「SMBCデジタルセーフティボックス」を10月1日から提供すると発表した。専用サイトに各種情報を事前登録。あらかじめ決めたタイミングや相続の発生時などに、事前に指定した受取人にのみ内容を閲覧可能にする。料金は月額990円。
利用者は各種IDやパスワードに加え、資産相続や葬儀の希望に関する情報なども登録可能。受取人に指定できるのは、利用者本人の三親等内の親族まで。受取人の本人確認にはメールアドレスなどを活用する。
パスワードなどの情報は、日本国内に新設した拠点で、預金情報などと同じセキュリティ基準を満たす環境で保存するという。PC・スマートフォンが操作できない高齢者の利用も想定し、スタッフが各種情報の登録をサポートするサービスも提供する。
三井住友銀行はサービス提供の背景について「超高齢社会の進展に伴い“終活”ニーズが高まっている。これまでに培った相続承継に関するコンサルティングの強みを活用し、デジタル版のエンディングノート(死に備えて書き残すノート)サービスを提供することで、多様化するニーズに対応する」としている。
三井住友FGと電通、“金融ビッグデータ”活用で新会社設立
三井住友銀、店舗でローカル5Gの実験 Webカメラの映像をAIで解析、不審者を検知
クラウドで“終活”支援 遺品整理の方針を入力すると、死後に業者が代行 三井住友信託銀と日本IBM
他人に見られたくないデータを自動削除 デジタル終活支援ツール「まも〜れe」リリース
三井住友銀行などのソースコードが流出 “年収診断”したさにGitHubに公開か【追記あり】Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR