「男女共同参画ちゃん」というハッシュタグ付きで、ピンク色の髪の毛に赤いリボンを付け、水色の衣装をまとった女性のイラストが29日頃からTwitterに続々と投稿されている。堅いイメージのハッシュタグだが、実は大阪府が定めた表現ガイドラインの中で「ダメな例」として示された“萌キャラ”のファンアートに付けられたものだ。
大阪府が3月に策定した「男女共同参画社会の実現をめざす表現ガイドライン」の中で、ネットで炎上するポスターの特徴の一つとして身体のラインなどを強調したいわゆる萌キャラの起用を指摘。女性を描く際には「外見(若さや性的側面など)のみ切り離さずに、人格を持った多様な姿で描くように」と呼び掛け、ダメな例として示したイラストがファンアートの基になった。
ネット上では9月28日頃からこのガイドラインに関する投稿が相次いだ。Twitterでは「ピアスなどファッションに気を使っている。『人格を持った多様な姿』ではないか」「不思議の国のアリスが好きだと想像できる。人格が無いと言い切れない」などの声が上がった。
大阪府は同ガイドラインの中で、ポスターに女性を使う際は「『なぜ使うのか』『この表現で良いのか』などを考えた上で表現する」ことを促し、男性を起用する場合も同じく、伝えたい広報内容にあった表現を心掛けるように説明。社会に存在する無意識の偏見や思い込みを見直すことが重要だとアドバイスしている。
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