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» 2021年09月30日 08時07分 公開

“シネマティックは当たり前”の時代に? もう元には戻れないiPhone 13動画体験(2/5 ページ)

[弓月ひろみ,ITmedia]

 iPhone 13シリーズの目玉は、なんといっても動画だろう。今回、「シネマティックモード」という、誰でも簡単に“映画のような動画”を撮影できるオプションが全機種に搭載された。簡単にいえば、ポートレート撮影機能の動画版だ。撮影時に被写体以外の背景をぼかし、狙ったところにフォーカスを合わせられるから、映像がドラマティックな仕上がりになる。

 筆者も触ってすぐ、虜になった。これはiPhone史上最も楽しい映像体験といえるだろう。筆者は普段から動画をたくさん撮影しているが、日常生活の撮影で、こんなにワクワクした体験は久しぶりだ。

 シネマティックモードでは、iPhoneが自動的に撮影者が狙いたいポイントを判別し、被写界深度を切り替える。発表会でも映像が流れていたが、そんなにスムーズに行くのだろうか……と実際に試すことにした。

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 こちらは、シネマティックモードをオートで撮影した動画のスクリーンショットだ。最初はiPhoneの手前にいる筆者にピントがあっているのだが、振り返ると、奥にいる人物にフォーカスが自動的に切り替わる。これは、iPhoneが顔認識をしているからだ。

 iPhoneのフレームの外からフレームインしてくるような撮影も試したが、超広角カメラで人物を捉えているのだろう、ディスプレイに人物が入ってくる直前からフォーカスの準備をしている様子が見けられた。

 カフェで撮影した際は、ケーキとアイスティーの前にiPhoneを手持ちで掲げ、同じ画角のままフォーカスだけを移動させてみた。完成した動画はまるでテレビのグルメ番組のような雰囲気でうれしくなる。

 シネマティックモードは、人物だとほぼオートで判別できるようだが、被写体がモノの場合や奥行きが薄いと、フォーカスが迷いがちになる。そんなときは、手動でピントを合わせよう。片手で構え、常に指をディスプレイの近くに置き、狙った部分に細かく合わせれば狙い通りの絵が撮れる。シネマティックモードは通行人の姿も自然にボケるので、街ゆく人の肖像権に配慮する意味でも、良さそうだ。

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