これだけ準備して走り出す。5km走ったら、「5キロメートル。平均速度18.5キロメートル毎時」とSiriの声でレポートしてくれた。つまり、日本では5kmごとに音声フィードバックをしてくれるのだ。そして、そこで出してくれるスピードはリアルタイムの速度ではなく、平均速度なのである。
もう少し速度が出せるようになると、「5キロメートル。平均速度20.7キロメートル毎時」とか伝えてくれる。ということは、これは全体の平均ではなくて、区間での平均速度なのか。これはいいバランスかも。Garminのサイコンでも、5km走ったときの画面には、区間でかかった時間が表示される。これを平均速度で、音声で表示してくれるわけだ。
これは十分に実用的なのではないだろうか。リアルタイムの速度は出せないものの、区間平均速度は音声で流してくれる。画面表示の方はリアルタイム速度に変更してもそれは変わらないので、カスタマイズしておくといいかもしれない。
Series 7で音声フィードバックがちゃんと機能することは分かった。では、それ以前の機種ではどうか。
つい昨日まで常用していたSeries 6を同じように設定し、走ってみたところ、同じくらいの音量、クリアさで、音声フィードバックを流してくれた。
少なくとも自転車関係の新機能全てはwatchOS 8が動作するApple Watchであれば使えるようなのだ。つまり、Apple Watch Series 7がすごいのではなくて、watchOS 8がえらい、のである。
えー、じゃあSeries 7を買う意味は?
画面が大きくなったから、文字盤も見やすいし、耐衝撃性も高まったし、充電は速くなるし、どうせ毎年買い替えてるからいいのでは……。そう、自分に言い聞かせているところである。
Series 4は下取りに出したし、Series 6は睡眠トラッキング用に併用する運用だが、Series 5はどうしよう。ちょうど明日、息子夫婦たちと会うので、あげちゃうかな。
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