米Nianticは10月27日、スマートフォン用の新しい位置情報ゲーム「PIKMIN BLOOM」(iOS、Android)の配信をグローバルで始める。任天堂のゲームキャラクター、ピクミンを使い「歩くことを少しだけ楽しくするゲーム」。ダウンロードは無料でアイテム課金あり。
プレイヤーは歩いてピクミンの苗を育て、増やして一緒に歩ける。ピクミンにフルーツのエキスを与えたり、頭に咲いた花を摘んだりして触れあい、一緒に花を植えて街を華やかにすることもできる。ARモードやライフログ機能も備えた。
目的地はない。原作ゲームの「ボス戦」のようなバトルもない。通勤や通学といった日常の移動の中でプレイできるゲームを目指した。
ピクミン ブルームを開発したNiantic Tokyo Studioの野村達雄代表は「バトルのような刺激的な要素を加えるより、毎日食べてもあきないご飯のようなゲームを目指したい」と話している。
街中でスマホを操作する機会も減らした。必要なアイテムはピクミンが拾ってくる。プレイヤーが外でやることは“花を植える”程度で、それも「スマートフォンはポケットに入れたままでいい」という。
「Ingress」や「Pokemon GO」(ポケモンGO)など、これまでNianticが提供してきた位置情報ゲームと毛色は異なるが、Nianticのジョン・ハンケCEOは「われわれの目指すメタバースは、いかに現実世界を変えるか、だ。その日の気分がSFならIngress、ファンタジーならポケモンGO、平和な世界が良ければピクミン ブルーム。そんな世界を目指している」とした。
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