ピクシブは10月31日、オリジナル3Dキャラクター制作ソフト「VRoid Studio」正式版の提供を始めた。利用料は無料。初心者でも直感的に操作できるのが特徴。2018年8月にβ版を公開し、ユーザーからのフィードバックを受けつつ機能を追加。3年越しでの正式版の提供となる。
3Dの素体をベースに、顔パーツ、髪形、服装などさまざまなアイテムを追加。モデリングすることなく3Dキャラクターを制作できる。それぞれのパーツには調整用のパラメーターを設けており、特に顔と体についてはアレンジ用に、さらに多くのパラメーターが設定している。
服は複数のテンプレートから好みの形を選んで作成可能。服を組み合わせた「重ね着」に対応する。リアルタイムに服のテクスチャを描いてキャラクターを制作できるテクスチャ編集機能や、制作した顔や服のパーツを他のモデルにも利用できる「カスタムアイテム」機能も実装する。メガネやけもみみ(猫やうさぎなどの動物を模した耳)などのアクセサリーはワンクリックで装着可能だ。
よりこだわってキャラクターを作りたいユーザー向けに髪形のモデリング機能も搭載。カーソルを動かすだけで毛束を作ることができ、パラメーターで太さや向き、毛先のカールといった立体的な特徴を加えることができる。髪を揺らすための「ボーン」(3Dの骨組み)も設定できる。
正式版では、3Dモデルの素体をアップデートし、顔や体の変形パラメーターを増やした他、大幅な変形を加えても3Dモデルが破綻しないよう調整したという。そのため、β版で作成したモデルデータは正式版で直接開けないものの、β版モデルデータを読み込んで近い見た目を再現する「コンバート」機能を用意している。
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