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» 2021年11月05日 10時00分 公開

NHKが視聴調査実施へ、ネット接続テレビやフルセグスマホなどが対象

NHKが関東1都6県で放送されている「総合テレビ」と「Eテレ」の視聴者情報を取得/分析する視聴調査実験を始めると発表した。インターネットに接続されたテレビやフルセグ対応スマートフォン/PCなどが対象。

[山川晶之,ITmedia]

 NHKは11月4日、インターネットに接続されたテレビを対象に、関東1都6県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)で放送されている「総合テレビ」と「Eテレ」の視聴状況に関する情報を取得/分析する視聴調査実験を始めると発表した。実験期間は11月22日正午から12月20日正午まで。

実験の告知ページ

 実験では放送番組が視聴者にどう視聴されているかを地域別に分析。番組編成の検討や番組制作の改善などに活用する。対象機器はテレビの他、フルセグ視聴に対応したスマートフォン/PCなど。ワンセグ放送や「NHKプラス」での視聴は含まない。視聴者は設定で情報を「送信する/しない」を選べる。

「NHK総合」か「Eテレ」にチャンネルを合わせると、画面に表示されないデータ放送画面が起動。番組視聴中に一定間隔で視聴者情報が送信される

 視聴者から集める情報は、視聴中のチャンネル情報(総合テレビとEテレ)や番組の視聴時刻の情報、同一受信機を識別するための計測用ID、視聴者情報の送信設定、受信機に設定されている郵便番号、HTTPリクエストヘッダ内のユーザーエージェント情報など。IPアドレスも含まれるが、不正アクセスを検知した時のみに使用し、分析には使用しない。正常なアクセスと確認次第、削除するという。

 情報自体に特定の個人を識別できる情報は含まれておらず、他の情報と照合しても特定の個人を識別できない状態で管理。分析は情報を統計化した上で利用する。データはNHKが管理する国内のサーバに保管。取得した統計化前の視聴者情報は実験終了日から3カ月保存し順次削除する。

 NHKによると、日本放送協会放送受信規約にもとづき、取得した視聴者情報を放送受信契約者に関する個人情報と照合することはないとしている。

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