米Twitterは11月9日(現地時間)、6月に発表したサブスクリプション(定額制)サービス「Twitter Blue」を米国とニュージーランドでも提供を開始したと発表した。6月からオーストラリアとカナダで提供済み。5月に買収した米Scrollの機能も追加した。
米国での料金は月額2.99ドル(約338円)。まだ提供が始まっていない日本での料金は月額350円になる見込みだ。
Twitter Blueで使える機能には、投稿の取り消し、ツイートのカテゴリー別ブックマーク、スレッドを読みやすくする「Reader Mode」などがある(これらについては別記事を参照のこと)。
米国での提供開始に当たり、新たに以下の機能が追加された。
Washington PostやRolling Stoneなど、一部のメディアの記事を追加料金なしで広告非表示で読める。Twitterのタイムライン上に広告が表示されなくなるのではなく、メディアの投稿経由で記事を開くと広告なしでその記事が読めるというものだ。
立ち上げ段階での参加メディアは、 The Washington Post、L.A. Times、USA TODAY、The Atlantic、Reuters、The Daily Beast、Rolling Stone、BuzzFeed、Insider、The Hollywood Reporter。今後増やしていく計画だ。
提携メディアには、Twitter Blueのサブスク料金の収益の一部を支払う。「目標は、読者に広告を配信することで得られるよりも1人当たり50%多く稼げるようにすること」としている。
「Top Articles」は、Scroll傘下のNuzzelの技術を採用した注目記事リスト。過去24時間に“ネットワークで”最も共有された記事を表示するという。
Twitterは提供前の機能を一部のユーザーでテストすることがよくあるが、それをTwitter Blue会員への特権の1つとして提供する。例えば現在は、最長10分の動画をアップロードする機能、すぐに見たいDMをDM画面のトップに固定する機能などがテスト中だ。
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