ゲーム配信サービス「Steam」を運営する米Valveは11月11日、携帯ゲーム端末「Steam Deck」の発売を2021年12月から、22年2月に延期すると発表した。同社は延期の理由を原材料不足によるためと説明する。
Steam Deckは、SteamのゲームをプレイできるハンドヘルドPCとして登場。AMD製のカスタムAPUを搭載し、Arch Linuxベースの独自OS「SteamOS 3.0」の他、Windowsなど好きなOSをインストールできる。米国など一部地域では7月に予約を始めており、12月に出荷を予定。日本などの地域では2022年での発売を予定していた。
同社は、「世界的なサプライチェーンの問題を回避するために最善を尽くしてきたが、原材料不足によりコンポーネントが製造工場に届かず、当初のローンチ日に間に合わせることができなかった」とコメント。新たに2022年2月の出荷を予定し、ユーザーの予約はそのまま新しい発売日にも維持されるという。
ゲーム端末の生産を巡っては、任天堂が11月4日に発表した2022年3月期第2四半期決算の中で、世界的な半導体不足の影響で「Nintendo Switch」の出荷予定台数を減らしたと発表していた。Steam Deckでもこのような影響を受けたと思われる。
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