職場の飲料自販機に「日替わり弁当 920円」。ボタンを押すとお昼に温かい弁当が届く──そんなサービスが11月下旬に東京の銀座で始まる。
IoTフードデリバリーサービス「Minnow」(ミノー)を展開するミノージャパン(東京都千代田区)が、飲料の自動販売機を手がけるネオス(東京都江東区)と共同開発した。契約したオフィスに専用の飲料自販機を設置し、ミノーと提携している飲食店のお弁当を販売する。
注文を受けると専属の配達員ができたての弁当をオフィスの決められた場所に届ける。「丸の内タニタ食堂」などを運営するタニタ食堂も参加した。
「利用者は飲料の購入と同じ要領で弁当を注文できる。従来にない超効率的なデリバリーの仕組み」。11月22日から東京の銀座エリアでサービスを始め、順次拡大する。
ミノージャパンはこれまで、スマートフォンアプリで注文を受け付け、オフィスビルの共用部などに設置した「IoTフードロッカー」でお弁当などを受け渡すサービスを展開してきた。今後は自動販売機の活用でオフィスにも販路を広げる。「コロナ禍で混雑したエレベーターや飲食店を避けたい人”など、様々な課題が顕在化している。お弁当ダッシュボタンがあれば(働く人は)温かい昼食をとりながら時間を有効活用できる」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR