大手企業など70社が参加する企業連合「デジタル通貨フォーラム」に参加するNTTドコモとKDDI、凸版印刷、HashPort、ディーカレットの5社は11月24日、NFT領域におけるデジタル通貨の利用について検討や実証実験を行う「デジタル通貨フォーラムNFT分科会」を設立したと発表した。
分科会ではまず、NFTマーケットプレイスでの決済を想定した実証実験を実施。デジタル通貨に対応したNFTマーケットプレイスを構築し、「二層構造デジタル通貨」による流通を検証する。
二層構造デジタル通貨とは、すべてのデジタル通貨共通の基盤となる「共通領域」と、さまざまなニーズに応じたプラグラムを書き込める「付加領域」で構成される。
今回の実験では、付加領域のデジタル通貨を、NFT特化ブロックチェーン「パレット」で発行。共通領域におけるデジタル通貨は、ディーカレットが提供する技術基盤で発行し、パレット上のNFTマーケットプレイスで販売するNFTを、デジタル通貨で決済することを想定している。
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