経歴だけは長いベテラン記者・編集者の松尾(マツ)と、幾つものテック系編集部を渡り歩いてきた山川(ヤマー)が、ネット用語、テクノロジー用語で知らないことをお互い聞きあったり調べたりしながら成長していくコーナー。交代で執筆します。
ヤマー 昨日のヤマーとマツ+キーチ副編集長によるLog4j解説回、けっこう反響ありましたね。
副編をこき使ってしまいましたが、われわれも勉強になりました。
マツ 私も調べているうちに、そういえば、世間の方はLog4jなどを手掛けている「Apache」って何のことだか知らないんじゃないかというのと、そもそも「Java」って何だろ、とか考えたわけです。Log4jのjはJavaのjだから。で、言葉の由来だけでも調べておくかなと。
ヤマー アパッチと聞いて、もしかしたら「アパッチ野球軍」を思い出すかもしれませんしね。
マツ それは古すぎるでしょう(1970年作品)。だいたいヤマーの年で知ってるのはおかしいでしょ(笑)。
例えばApacheのロゴって鳥の羽根じゃないですか。ネイティブアメリカンの部族であるアパッチが由来ってのは確かで。
ヤマー あ、部族の名前なんですか。
マツ ロゴはアパッチ族の人たちが頭につけてる羽根飾りが元かな。
でも、アパッチ族が関係してるかというと、そういうわけではなくて、「a patchy web server」から来ているという、つぎはぎで作ったWebサーバというくらいの、ただのダジャレでした。
ヤマー えwww ロゴに羽根まであしらってるのに。
マツ まあApache(The Apache Software Foundation)は今はWebサーバだけじゃなくて、周辺のさまざまなソフトウェアの開発をしているOSS(Open Source Software )の組織で、Log4jもそのプロジェクトの1つだけど、このソフトウェア自体はApacheのWebサーバとひもづいているわけで。
このLog4jの脆弱性にパッチを当てるって話が出たときに「Apacheだけにパッチを当てるのか」と一人で突っ込んでました(笑)。
ヤマー 由来を知ってる故に(笑)。
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