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「Apache Log4j」の脆弱性が話題だけど、そもそもApacheとかJavaの語源って知ってる?ヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(3/3 ページ)

» 2021年12月17日 16時57分 公開
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Duke、Log4j普及のためにギターを弾く

 こんなイラストもあって。

photo Logging with Duke Java

 これは、Log4jを普及させようという開発者によるスライドなんですが。

ヤマー えええ、初めて見ました(笑)。話題のLog4jにもDukeくんが。

マツ ギターを弾いてるからロッキングとロギングを引っ掛けてるのかな? このスライド作った人のTwitterアカウント見たら、彼はLog4jのコアデベロッパーじゃないんだけど、脆弱性に関するいろいろな質問に答えたりしているらしい。

ヤマー 現在進行形で対応にあたっていると。

マツ 氏いわく、これはLog4jが悪いとか、Javaが悪いとかじゃなくて、およそ全てのソフトウェアは脆弱性から逃れられない。開発者たちは穴を防ぐために素晴らしい仕事をしているよ。そう弁護していました。

ヤマー 人間が作る限り完璧なものはないと。

マツ ちなみにDukeをデザインした人は、後に映画業界入りして、映画「シュレック」とかの制作に携わっていたらしいね。

ヤマー そんなことあります?(笑)。

マツ この時点はまだ名前がJavaになってなくて、OakからGreen Projectになって。DukeくんはGreen Projectの時点に生まれたらしい、Javaより先。だから、どうもこのキャラ、コーヒーとか関係ないでしょ?

ヤマー あれ、あのカップはどこで生まれるんです?(コーヒー?)

マツ Javaという名前にしたのは、当時のSunのスコット・マクニーリーCEOから指名された、若手エンジニアのキム・ポレーゼさんがプロダクト・マネジャーになってから。

 彼女のインタビューがあるので読んだらけっこう面白くて。

 このポレーゼさんは当時大変な人気で、カリスマ性があってすごかったんですよ。

ヤマー 確かに、オーラありますね。

マツ なぜそんなに人気なのかと当時は不思議だったんだけど、Javaという名前にしたり、マーケティングで頑張ってJavaをホットなものにしたのはポレーゼさんの手腕だったらしい。彼女を生で見たのは、Javaをさらに有名にするためにSunをやめて別会社「Marimba」を作った頃の話。いきなりスターでしたよ。

ヤマー Marimba! ポレーゼさんがJavaの命名者なんですね。

マツ そこからJavaは認知され、いつの間にかクライアントサイドよりはサーバサイドで使われるようになり、知らないうちに大メジャーになっていったという次第。

ヤマー いまJRE(Java Runtime Environment)をインストールする機会も減りましたもんね。ブラウザで完結するようになりましたし。そしてサーバサイドの方でJavaは生きていると。

マツ JREって言っても、今の人たちはJR東日本が何か? って言われるよ。で、モバイルではAndroidの中で息づいている。

ヤマー ポレーゼさんがJavaの名前にしたのって何か理由あるんですか? 「JAVAティー」が好きとか。

マツ コーヒーの種類としてのJavaですね。彼女のインタビューによると、刺激的なプラットフォームにしたいとブレストを重ねて決めたみたい。

ヤマー え、あのロゴってティーカップじゃなくてコーヒーカップなんですか!

マツ コーヒーカップです(笑)。

ヤマー 15年ぐらい誤解してましたwww

マツ まあ知ってたからといってどういうこともないし、Log4jには全く関係ないけど(笑)。

 以上、ちょっと当時の雰囲気を思い出したので、調べてみたらけっこう面白かったなということで語ってみました。

ヤマー コーヒーにJavaという品種があることが1番の収穫でした(笑)。

マツ そんな話をしてたらコーヒー飲みたくなった。近所の豆やさん、Javaはあるかな。



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