米CDN(Content Delivery Network)大手のCloudflareは12月21日(現地時間)、2021年のトラフィックランキングを発表した。トップは中国ByteDance傘下の米TikTok。昨年は7位で、トップは米Googleだった。
この調査結果は、Cloudflareの解析ツール「Cloudflare Radar」によるもの。同社によると、「世界的に、そして個々の国で、どのドメインが最も人気があり、最近トレンドになり始めたか(つまり、人気に大きな変化が見られた)を計算するアルゴリズム」を持っているとしている。公式ブログでは、「ランキングはパブリックDNSリゾルバの1.1.1.1から導き出している」と説明している。
2020年と2021年のCloudflareによるトラフィック量ランキングは以下の通り。
Cloudflareによると、TikTokは2月に初めてトップになり、5月に一旦ランクを下げた後はずっとトップを維持した。Googleは2月のスーパーボウルの時期にトップに立ったこともあったが、その後はほぼ2位。昨年2位だった米Facebook(現Meta)は、10月の大規模障害の期間を除きずっと3位を保った。
動画ストリーミングサービスでは、Netflix、YouTube、Roku、HBOMax、Huluという順。Disney+は7位になっている。eコマースサイトはAmazon、中国Taobao、Ebay、Walmart、Jd.comという順。9位に楽天がランクインした(楽天は昨年は8位)。チャットサービスについては4位までしか公表していない。WhatsApp、WeChat、Signal、Telegramという順だった。
Cloudflare Radarの解析方法については公式サイトを参照されたい。
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