「web3が僕を正式にブロックした」──ジャック・ドーシー氏は12月23日(現地時間)、自分のアカウントがブロックされた画像を添えてそうツイートした。ドーシー氏をブロックしたのは、米VC大手Andreessen Horowitz(a16z)の共同創業者でジェネラルパートナーのマーク・アンドリーセン氏だ。
米Twitterの共同創業者、米Block(旧Square)の創業者でCEOのドーシー氏は20日、バズワード化している「web3」について、「web3はVCとVCが出資する企業のものであってみんなのものではない」とツイートし、その後もweb3で儲かるのはVCであって小売企業には恩恵がないことを表現した画像をRTしたり、「問題なのはVCであって、人々じゃない」などとツイートしたりしていた。
web3とは、大まかにはブロックチェーンテクノロジーに基づく分散型オンラインエコシステムを指す。アナリストやVCが「Web 2.0」を超える次のトレンドとして提唱している。
ドーシー氏はまた、やはりweb3に批判的なイーロン・マスク氏の「誰かweb3を見たことある? 僕は見つけられない」というツイートに「たぶんaとzの間のどこかにあるよ」とリプライしている。
a16zは主にIT系の新興企業に投資しており、暗号化関連企業のポートフォリオもある。
アンドリーセン氏にブロックされた後、ドーシー氏はa16zの公式Twitterアカウントのプロフィールにある「we invest in software eating the world」というキャッチフレーズについて「この企業理念ってダークだと思う」などとツイートしている。
アンドリーセン氏は本稿執筆現在、この件について特にツイートしていない。同氏の最新のツイートは14日付だ。
米Teslaや米SpaceXのCEOであるマスク氏も「web3はでたらめだ」などとツイートしている。
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