NASA、巨大宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ」打ち上げ成功 最初の画像はうまくいけば半年後に
米航空宇宙局(NASA)は12月25日(現地時間)、巨大な宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope、以下「JWST」)」の打ち上げに成功したと発表した。南米フランス領ギアナの宇宙港からの打ち上げをライブ中継したNASAは「熱帯雨林から時間の始まりまで、ジェームズ・ウェッブは宇宙の誕生に戻る航海を始める」と語った。
JWSTは約1カ月かけて地球から100万マイル(約161万Km)の目標地点に移動する。望遠鏡は折りたたんだ状態で打ち上げられており、段階的に展開していく。
JWSTは、幅約6.5mのミラーを使い、136億光年先の銀河から赤外線を集めることができるという(宇宙誕生のビッグバンは138億年前に起こったとされている)。ちなみにNASAが1990年に打ち上げたハッブル宇宙望遠鏡のミラーの幅は約2.4mだ。
上のレンダリング画像でミラーの下に広がっているのは日除けだ。これにより、望遠鏡を摂氏マイナス223度に保てる。
展開が成功すれば、燃料がなくなるまで(5~10年)観測を続けることになる。NASAはJWSTのステータスをライブ追跡するWebサイトを公開している。
約1カ月後に目標地点に到着後、機器をテストする。約6カ月後に最初の画像が送られてくるとNASAは予想している。
JWSTは、1996年に正式に提案されたもの。1961年から8年間NASA長官を務めたジェイムズ・エドウィン・ウェッブ氏にちなんでこの名称になった。コスト上昇で打ち切りの危機にさらされたり、事故が発生したりなどで打ち上げが遅れていた。
【訂正:2021年12月26日午前10時5分 マイル/キロ換算を間違えました。お詫びして訂正します。】
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
8
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
9
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR