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FF14、混雑解消にめど 25日から新規ユーザー受け入れ

» 2022年01月14日 20時02分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックス(スクエニ)は1月14日、MMO RPG「ファイナルファンタジーXIV」(FF14)の混雑解消に向けたロードマップを公開し、新規プレイヤー向けのダウンロード版販売を再開すると発表した。25日午後5時から販売する。

(FINAL FANTASY XIV: ENDWALKER Launch Trailerより)

 FF14の吉田直樹プロデューサー兼ディレクターによると、オセアニアデータセンターを1月25日にオープンして5ワールドを追加するという。これにより現在、日本や北米、欧州のデータセンターでプレイしている人たちが移転でき、混雑が緩和される見通し。

 新規プレイヤー向けのDL版販売は25日午後5時に再開する。ただしフリートライアル版については「少し様子を見てから」としている。

新規プレイヤー向けDL版販売の再開について。仮に再び混雑が続くようなことになれば再度販売を休止するという

 26日からは混雑のために中止していた「ホームワールドの変更サービス」も再開する。オセアニアの新設ワールドへの変更は無料。

 スクエニは今後も継続的にワールドを追加する考え。北米と欧州のデータセンターでは夏と2023年春の2回に分けて作業を予定している。来春までに北米は8個、欧州に12個のワールドが新たにオープンする。

 一方、日本データセンターでは論理データセンターを追加して1ワールドあたりの同時ログイン数上限を引き上げる考え。日本データセンターには現在32個のワールドが存在するが、吉田プロデューサーによるとこれらは2013年のリリース時に強引に増やしたもので効率が悪く、混雑の要因になっているという。

 日本では7月ごろにデータセンターを最も効率的な構成に変更する作業を実施し、収容人数を現在の上限数から5万以上引き上げるとしている。作業の際はプレイヤーに負担をかけるが、「できる限りのサポート」を約束した。

 FF14は20年7月ごろから北米や欧州のワールドを中心に新規プレイヤーが急増し、12月の拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」リリースで混雑に拍車がかかった。スクエニは12月16日にパッケージ販売を中止。それでも長時間のログイン待ちが発生しており、ネット上で「ログイン戦争」などと話題になっていた。

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