スクウェア・エニックス(スクエニ)は12月16日、MMO RPG「ファイナルファンタジーXIV」(FF14)のパッケージ販売を停止すると発表した。ログイン時の混雑が継続して発生しているため。
FF14は12月7日に拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」をリリースしたばかり。しかしアーリーアクセス開始後から混雑が続いているという。
FF14のプロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏は「長時間のログイン待ちが継続発生している」とプレイヤーに謝罪。ピーク時にはサーバの許容量を超えるため、パッケージ販売している「ファイナルファンタジーXIVスターターパック/コンプリートパック」の出荷を一時停止するとした。
フリートライアル版の登録受付も一時停止する。またCMやオンライン広告も新規出稿を取りやめ、ユーザーの増加を抑える考え。
FF14では7月ごろから北米や欧州のワールドを中心に新規のプレイヤーが大幅に増加。「想定を遥かに超える状況」に対応を進めてきたが、コロナ禍の影響で深刻化した半導体不足もあり、物理的にサーバ機材が不足する事態になった。
吉田氏はそれでもIT機器ベンダーなどの協力により進展は見え始めているとし、「総力を挙げて新たな追加に向けて計画を進めている。22年1月中にはある程度のロードマップをお知らせできると思う」とした。
現在のFF14は2013年に正式サービスを開始。今年で8年目となるが、定期的なアップデートやコンテンツ追加で高い人気を維持している。
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