カシオ計算機は1月21日、鍵盤で歌声を演奏できる電子キーボード「CT-S1000V」を発表した。3月上旬に発売する。実売価格は5万円前後(税別)になる見込み。
AI歌声合成エンジンで知られるテクノスピーチの技術をベースに開発した音源技術「Vocal Synthesis」(ボーカルシンセシス)を搭載。鍵盤で演奏するとスマートデバイスから入力した歌詞の通りにキーボードが歌う。
22人のボーカル音色をプリセット。鍵盤を弾くたびに歌詞の音節が進む「ノートモード」と鍵盤演奏に合わせて歌詞を歌う「フレーズモード」がある。歌詞の入力は専用アプリ「Lyric Creator」(iOS、Android)で行う。
同様のコンセプトを持つ製品はこれまでも存在したが、カシオによると「特殊な演奏スキルや細かい調整が必要で誰もが気軽に演奏できるとはいえなかった」という。CT-S1000Vでは膨大な歌声のデータを元に歌い方をシミュレーションし、滑らかな歌声を作り出せるとしている。
「新たな鍵盤演奏の表現や楽曲制作を楽しみたいミュージシャンや音楽クリエイターに向けた電子キーボード。まるで歌を口ずさむような感覚で、今までにないクリエイティブな演奏が可能になる」としている。
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