ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

Makuakeが“品質基準”を策定 「法令の順守」「表示と実物に差異が無いこと」など求める

» 2022年01月21日 18時45分 公開
[ITmedia]

 購入型クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケは1月21日、取り扱う商品の品質について定めた「Makuake品質基準」を公開した。外部機関による品質試験を取り入れ、基準に適合しないと判断された商品やサービスは取り扱いを断る可能性があるという。

photo 景品表示法違反を禁止

 商品の品質とプロジェクトページの表示方法について基準を定めた。品質については「国の定める全ての法令に準拠すること」「Makuakeの品質基準を満たすこと」「要求に応じて品質の証明資料を速やかに提出すること」などを求める。表示方法については、優良誤認や有利誤認といった景品表示法に反する記述、原産国の偽装などを禁止する。

 商品やサービスの仕様、外観についても「基本的な機能、耐久性、実用性を持つこと」「表示と実物に差異が無いこと」「他者の権利を侵害しないこと」「有害物質を使用しないこと」など基本的な方針を示した。

photo 基本的な品質の確保を規定

 不良品の発生を未然に防ぐのが目的。マクアケはMakuake品質基準の策定で、プロジェクトの実行者はプロジェクトの精査が円滑にできるようになり、支援者は安心して商品やサービスを購入できるようになるとしている。

 品質基準の策定に伴い、品質検査機関のカケンテストセンター(東京都中央区)と業務提携を締結。服飾分野の品質テスト、プロジェクト実行者向け品質管理セミナー、適切な広告表示に向けたアドバイスなどのサポートを実施できる体制を整えた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.