MMD研究所は1月25日、スマートフォンの非接触決済に関する調査を発表した。非接触決済サービスで最もシェアが伸びているのは「Visaのタッチ決済」で、2021年7月と比べると7%から9.3%と2.3ポイント増加。一方で、最も下落率が高かったのは「iD」で、24.4%から21.6%と2.8ポイント減少している。
スマートフォンの非接触決済を利用している人(n=9783人、全体の8.7%)に、最も利用している決済サービスを聞いたところ、「モバイルSuica」がトップで22.2%、「iD」が21.6%、「楽天Edy」が20.6%、「QUICPay」が10.4%、「Visaのタッチ決済」が9.3%と続いた。
21年7月に実施した同様の調査と比較すると、iD以外にもモバイルSuicaで0.9ポイント、楽天Edyは1.8ポイント、QUICPayは0.6ポイント減少。一方で、Visaのタッチ決済以外にも「nanacoモバイル」で1.3ポイント、「モバイルWAON」は1.4ポイント、「モバイルPASMO」は0.8ポイント増加している。
スマートフォンの非接触決済を利用したいと回答した人(n=4046)に、検討しているサービス名を聞いたところ、楽天Edyが20.1%でトップ、モバイルSuicaは14.2%、Visaのタッチ決済は12.2%、モバイルWAONは10.2%、nanacoモバイルが8.8%、iDが8.4%と続いた。非接触決済として提供開始から長く続いているEdyやSuicaに次いで、Visaのタッチ決済が利用意向でも上位をキープした。
調査は、22年1月1日から1月5日まで。インターネット調査で、18歳から69歳までの男女を対象に実施した。有効回答数は4万4727人。
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