三井住友カードは10月4日、Visaブランドのクレジットカードとしては日本初のカードレスカード「三井住友カード(CL)」の提供を始めた。
カードレスカードとは、プラスチックカードを発行しないモバイル端末専用のクレジットカードのこと。スマートフォンから申し込みを受け付けた後、最短5分の審査でカード番号を発行。後払い方式で、ECサイトの他、モバイル決済サービスに登録すれば店頭での決済にも使える。
三井住友カード(CL)の発行ブランドはVisa/Mastercard。年会費は永年無料で、利用枠は月間と1回当たりでそれぞれ100万円まで。米Appleの「Apple Pay」に対応しており、今後は米Googleの「Google Pay」への登録にも対応する予定。明細書もWebサービスでのみ発行する。高校生を除く18歳以上であれば申し込み可能。
同社では、LINE Payとの提携カードレスカード「Visa LINE Pay クレジットカード」も同日に提供を始める。他にも、ANAとの提携カード「ANAカード」でもカードレスサービスの発行を予定している。
カードレスカード提供の背景にはモバイル決済の急激な浸透がある。同社によると、同社会員のモバイル決済登録数は5年間で7.6倍、モバイル決済額は5年間で44.0倍に増加しているという。
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