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Microsoft、クラウド好調で売上高が初の500億ドル超

» 2022年01月26日 09時40分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが1月26日(現地時間)に発表した2022年第2四半期(2021年10〜12月期)の決算は、売上高は前年同期比20%増の517億ドル、純利益は21%増の188億ドル(1株当たり2ドル48セント)だった。売上高は過去最高を更新し、初めて500億ドルを超えた。前四半期同様、コロナ禍による世界的な在宅勤務の増加でAzureやTeamsなどのクラウドサービスやビジネスSNSのLinkedInが好調だった。

 売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は508億8000万ドル、1株当たりの純利益は2ドル31セント)を上回った。

 サティア・ナデラCEOは発表文で、「デジタル技術は、制約を克服し、日常の仕事や生活を再考するたの、最も柔軟なリソースだ。我々は共通の基盤となるテクノロジースタックと運用モデルを用いて、多様で成長する市場全体でイノベーションと投資を行っている」と語った。

 部門別では、Azureやサーバ製品を担うIntelligent Cloud部門全体の売上高は20%増の183億3000万ドルだった。Azureの売上高が46%増と好調だった。

 intelli Intelligent Cloud部門まとめ

 OfficeやLinkedIn、Dynamicsを扱うProductivity and Business Processes部門の売上高は、「Office 365」と「LinkedIn」が好調で19%増の159億40000万ドルだった。企業向け「Office 365」の売上高は19%増、コンシューマー向け「Microsoft 365」のサブスクリプション数は19%増え、コンシューマー向けOfficeの製品とクラウドサービスの売上高は15%増だった。LinkedInの売上高は、広告需要の高まりで37%増。

 cloud Productivity and Business Process部門まとめ

 Windows、ハードウェア、Xbox、検索のMore Personal Computing部門の売上高は、15%増の174億7000万ドルだった。メーカー向けのWindows OEMは25%増。企業向けWindowsとクラウドサービスの売上高は、「Microsoft 365」が好調で13%増だった。Surfaceは「Surface Laptop」が好調で8%増。Xboxのハードとソフトを合わせた売上高は8%増。Xboxハードのみの売り上げは4%増だった。

 personal More Personal Computing部門まとめ

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