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ビデオ通話でコロナ検査し即時証明書発行 コロナ禍でのアメリカ入国ではIT活用シリコンバレーから見た風景(4/5 ページ)

» 2022年01月28日 19時17分 公開
[五島正浩ITmedia]

ユナイテッド航空のアプリ

 私の利用したユナイテッド航空では、スマホのアプリを使って事前に入国に必要な情報をアップロードできるようになっていました。パスポートやビザ、入国に必要な各種フォームに加えて、コロナ関係の必要書類も提出が可能です。私の場合は、陰性証明書とワクチン接種証明書が必要でした。

 陰性証明書は先に書いたようにeMedからPDFファイルがメールで送られてきているので、これをスマホでスクリーンキャプチャを撮影し、その画像をアップロードしました。

 ワクチン接種証明書は紙のカード型のものを持ってたので、それをスマホのカメラで撮影し画像ファイルをアップロードする予定でした。しかし実際にファイルをアップロードする段階でよく見ると、なんとApple HealthのSmart Health Cardにも対応していたので今回はこれを利用してみました。

 Smart Health Cardは米国では州や郡が発行しているデジタル版のワクチン接種証明書で、Webサイトから簡単にスマホにダウンロードすることができます。

 私はiPhoneを使用していますが、iPhoneの場合はダウンロードしたワクチン接種証明書をApple Healthというアプリの中にHealth Recordとして保存しておくことができます。保存したワクチン接種証明書は他のアプリと共有して使うことができ、Apple Walletに追加しておけば簡単な操作ですぐに表示できるようになっています。

 今回利用したユナイテッド航空のアプリでは、以前にApple Healthに保存しておいた米国で発行したデジタル版ワクチン接種証明書を共有することで簡単に提出できました。ワクチン接種関連のドキュメント提出の画面で、「Smart Health Card (Apple Health)」を選んだ後、ワクチン接種証明書を選択し「Share Once」をタップするだけです。簡単でした。

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 出発に必要になる情報を全て入力及び提出すると承認待ちの状態になります。航空会社側でレビューが行われ承認されると全てグリーンに変わります。あとは、アプリからチェックインを済ませて空港に向かうだけです。

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