Z 9の基本画質に関しては特にいうことはない。もう十分高画質だし、安定している。
ISO感度はISO64から25600で拡張ISO感度でISO102400まで上げられる。ISO800からISO102400まで撮影し、部分拡大して並べて見た。
ISO25600で撮った写真はこちら。瀬戸内海の小さな漁港でF8まで絞って(後ろに見えるライトの光条を出したかったので)手持ちで撮影してみた。
ここからはボディや操作系の話。フラッグシップ機ならではの頑丈で快適に操作できるボディ。それはニコンが得意とするところなのだが、これがまたいいのである。ボタン1つ1つの大きさや配置、押し込むときの力、ダイヤルを回したときの剛性感やクリック感からしてニコンだなあって感じで、これを触るとZ 6/7がちょっとハンパに見えてしまう。
ボディの写真を見つつその辺の話をざっくりと。
まず正面から。
見ての通り、D6を受け継ぐフラッグシップ機なので縦位置グリップは一体型だ。センサーの前にはシャッターが……。実はこれ、シャッターじゃなくてセンサーを保護するためのシールド。電源をオフにするとこれが降りてセンサーを保護するので苛酷な屋外でのレンズ交換時に安心だ。
マウントの横にD6と同様にはFn1からFn3のボタンがある。Z 6/7もマウントの脇に2つのボタンがあるが、こちらの方が位置的にも押しやすい。
グリップ部には前ダイヤル。グリップした感触やダイヤルの操作感、シャッターの押しごこちはD6や「D850」といったDシリーズのハイエンド機と同じ感覚。長年培ってきた一眼レフの良いところを継承した感がある。
左側面にはフォーカスモードボタンと各種端子類。
右側面はカードスロット。CFexpress Type AとXQDに対応している。
上面のボタン構成はほぼD6だ。
背面は縦位置グリップ用のサブセレクター(AFポイイントを動かすためのスティック)やAF-ONボタンなどを覗くとけっこうシンプル。ボタン配置も考えられており、再生、再生時の拡大縮小ボタンの位置もアクセスしやすくていい。ボタン配置にはけっこう感心した。
縦位置グリップの使い勝手もなかなかだ。
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