PayPayとPayPayカード社は1月31日、「PayPay」アプリでの利用金額を翌月末にまとめて支払えるサービス「PayPayあと払い」を2月1日に始めると発表した。
PayPayアプリからJCBブランドのバーチャルカードを発行することで、コード決済でも事前にチャージすることなく支払いが可能になる。
PayPayアプリに登録された情報を基に利用申請やカードの発行ができるため、情報入力や本人確認の手間を削減できるとしている。審査完了後は自動でPayPayアカウントとカードをひも付けるため、登録作業は不要。
利用金額は翌月27日に銀行口座から引き落とす。PayPayでは登録できない三菱UFJ銀行や楽天銀行もPayPayあと払い限定で対応する。支払い方法は一括払いかリボ払い。コード決済を使わずカード単体で決済した場合、加盟店側が対応していれば分割払いも可能。
希望するユーザーにはタッチ決済対応の物理カードも発行。物理カードにはカード番号やセキュリティコードは記載せず、全てアプリ上でのみ確認できる仕組み。物理カードを希望する場合は、カードのブランドをJCB、MasterCard、Visaのうちから選択できる。
カードの利用状況や限度額、支払い方法の変更などはこれまで、会員専用のWebサイトでのみ閲覧できたが、PayPayあと払いではPayPayアプリ内の管理画面でも閲覧できるようにした。
すでにPayPayカードや「Yahoo! JAPANカード」をPayPayアプリにひも付けているユーザーも申し込めばPayPayあと払いのサービスを利用できる。
PayPayは2021年10月に、加盟店の決済システム利用にかかる手数料を設定。PayPayあと払いの運用も、同社における収益化の柱の一つとして進めていく。
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