米連邦捜査局(FBI)は2月1日(現地時間)、4日から中国北京で開催の冬季五輪の出場選手に向けて、自分のスマートフォンは自宅に置き、現地では一時的なスマートフォンを使うよう呼び掛けた。
この呼び掛けは、同日公開の「Private Industry Notification」(民間企業通知)の一環。この通知では、この大会における悪意あるサイバー活動の可能性について注意喚起している。
DDoS攻撃やランサムウェアなどによる攻撃で、大会の配信が中断したり、デジタルインフラに影響が出たりする可能性があるとしている。
FBIはさらに、信用できない開発者によるモバイルアプリについての潜在的脅威についても説明した。新型コロナのパンデミックで観客は大会の会場に行くことはできない。攻撃者がそこにつけこんで、大会関連と見せかけるアプリやフィッシングキャンペーンで人々のスマートフォンにマルウェアを仕込み、攻撃に利用する可能性があるので、信用できないアプリをむやみにインストールしないよう警告した。
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