米Amazon.comは2月3日(現地時間)、2021年第4四半期(10〜12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比9%増の1374億1200万ドル、純利益は98%増の143億2300万ドル(1株当たり27ドル75セント)だった。純利益には、出資している米電気自動車企業Rivianの上場による株式評価益が含まれる。
売上高は四半期ベースの過去最高を更新したが、市場予想の1377億ドルは下回った。
クラウドサービスのAWSの売上高は40%増の177億8000万ドルと引き続き好調だったが、主力のネット通販は1%減(660億7500万ドル)だった。前年同期にはコロナ禍の巣ごもり需要が始まっていた。
広告の売上高は32%増の97億1600万ドルだった。同社が広告の売上高を開示するのは初めてだ。アマゾンプライムなどのサブスクリプションサービスの売上高は15%増の81億2300万ドルだった。同社は、輸送コストの上昇などを理由に米国のアマゾンプライムの年会費を2月以降に17%値上げすると発表した。
2022年第1四半期の見通しは、売上高を前年同期比3%〜8%増の1120億〜1170億ドル、営業利益を前年同期の89億ドルより低い30億ドル〜60億ドルとした。売上高予測はアナリスト予測の1211億ドルを下回った。
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