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「ボヘミアン・ラプソディ」みたいな曲できる? Appleが買収したAI作曲ベンチャーが何者か気になるヤマーとマツの、ねえこれ知ってる?(3/3 ページ)

» 2022年02月08日 21時00分 公開
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音楽オタクに悪い人はいない

マツ あと、このCEOのインタビューで面白かったエピソードがあったので、それを紹介しておきましょう。

 この会社をスタートするときに、Abbey Road Studios Redというインキュベータープログラムでプレゼンしたそうなんですよ。

ヤマー アビーロードってビートルズで有名な通りですか?

マツ そうです。ビートルズやピンク・フロイドが偉大なアルバムを作り上げたスタジオ2で、とうれしそうに話しているのを聞いて、「あ、この人は信用できる」と単純に思いました。

ヤマー オタク同士が通じ合うアレですね。

マツ あと、自動作曲を音楽ルールだけで構築してしまわず、機械学習でやった方がいい理由として挙げてたのが、「それじゃあボヘミアン・ラプソディみたいな曲は生まれないでしょ」と。

ヤマー どういうことですか?

マツ 音楽理論だけで作曲しちゃうと、退屈な音楽しか産まない、と。そういう音楽土壌に育った、英国の企業なので。

ヤマー 机上の音楽理論だけではないと。

マツ 複数の楽曲ジャンルのミックスもできる技術らしいんですね。そこには期待したいです。

ヤマー それはすごいですね。新ジャンルの曲も出せるかも。

マツ このCEO、実はTEDにも出ていて、そのときは3Dプリンティング技術の会社を作ってたんですよね。これを売却してお金を作って、またこの会社も売ってという、シリアル・アントレプレナーなんですからまあすごい。

ヤマー やり手ですね。

マツ はい。AppleがAI作曲技術をどう料理して、僕らが使えるようにしてくれるのか楽しみです。人材が欲しいだけだったとかならないことを期待してます。

ヤマー 英国から米国に移ってどう音楽性が変わるか分かりませんが、Appleのプロダクトに触れられる日が楽しみです。動画のBGMに使えるかつ自分の好みにあった音楽探すの大変問題、結構切実なので!



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